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8心も体も縛り付けて

 平太は、口の中に入れた手を取り出して、尿道に挿れた棒をゆっくりと抜いて、体を縛り付けている縄を解き始めた。解けてしまうと、血が巡り始めたのか、じんわりとした温かい痺れが全身に走った。  それから手足の拘束を外されると、度重なった容赦ない責めのためか、膝から崩れ落ちてしまった。 「はぁ……力、入らないぃ……」  平太はしゃがんで俺と目を合わせると、俺の頭を撫でた。 「よくできました。ご褒美あげますよ」  そして平太は俺を抱え上げ、ベッドに投げ出して、それから「欲しいですよね?」と問いかけた。  何度も頷くと、平太は浴衣をはだけさせてようやく、下着から肉棒を取り出した。もう既に、ガチガチに硬くなっていた。ソレが欲しくて堪らなくて、後ろがヒクヒクと疼く。  平太はにやりと笑うと、俺の足を割り開いて、前置きもなしに突っ込んだ。 「――っああああ!」  待ち望んだ快感が体を貫き、至福感で満たされる。平太の大きいソレがいいところを擦りながらナカに挿入される感覚に、俺は気付けば射精をしてしまっていた。 「あっあぁ……止まんな……っ」  ずっとできなかったせいか、白濁を吐き続けるのが止まらない。いつまでも射精の快感が俺を苛む。  ようやく吐き出し終えた頃には、体も頭も快感でどろどろに蕩けてしまったような感覚になっていた。 「本当にいやらしいですね、真空さんは」  平太の蔑むような視線が注がれる。 「あぅ……すみ、ませ、んん……」  その視線にも興奮してしまって、呂律が上手く回らない。  平太は俺の声を聞いて口元を歪ませると、凄むように囁きながら抽送を始めた。 「俺のコレがどうだか……言えますよね?」 「あ、っあ! ご主人様のっ、おち、おちんぽぉ……おっきくてぇっ……ひぁ、うっ、すごい、気持ちいいぃ……あんんっ、んぅ……れすぅっ……」  快感で自分がおかしくなってしまいそうだ。必死に平太にしがみ付いて、快感をどうにか耐えようとした。  平太の猛々しい陰茎に奥を突かれて内壁をゴリゴリと擦られるたび、意識が吹っ飛びそうになる。もう平太のことしか考えられない。 「あ、あ、あ、イッちゃっ……! らめ、らめっ、おかしく……っ、なるぅぅっ……! ひっ、ああぁっ、気持ちいっ……気持ちいい、れすぅっ……もっ……無理ぃんんっ……!」  平太は荒く息を吐きながら、笑みを零した。気持ちよくて堪らないといった笑みだった。 「俺の精液……たっぷり、ぶち込んでやる……嬉しいだろ? ド変態のドM……だもんな。だから……全身で悦べ」  平太はそう低く掠れた声で言う。平太もかなり興奮しているのだろう、いつの間にか敬語がすっかり抜けていた。  平太は俺の顎を掴んでしっかり俺と目を合わせると、口元を吊り上げた。怖気がするほど嗜虐的な雄の顔だった。 「イけ、雌犬」  低く高圧的に吐き捨てる平太。瞬間、頭の中が真っ白になる。俺は達していた。

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