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3気遣いの空回り
「分かり、ました……」
答えると、平太は楽しげな声で言った。
『そうですね、じゃあまず……乳首を弄ってください。優しく撫でるように』
言われた通り、優しく乳首を弄った。こんな快感で足りるはずがない。だけど平太の言うことに従って、思い切り抓りたい衝動を必死に堪えた。
『今、真空さんの乳首はどうなってます?』
見下ろすと、乳首はもうぷっくりと赤く腫れ上がっていた。
「赤く、腫れ上がってます……」
『もっとエロく』
吐息混じりにそう問われる。
「んっ……ぷっくり腫れ上がっててぇ……ジンジン疼いてっ、仕方ないです……」
『それで?』
平太は短く、促すように尋ねる。
「弄りたいぃ……強く弄りたくて、堪らないですっ……」
言うとなおさら、そこが疼いて仕方なくなった。そんな恥ずかしいことを言わせている平太にも、言わされている自分にも興奮した。
『ははっ、この淫乱が』
平太が冷たく笑い飛ばす。平太のそんな声、腰にキて堪らない。
『弄りたいならちゃんとおねだりできますよね?』
平太の嗜虐的な声が聞こえた。後ろがヒクヒクと疼く。
「んんぅ……乳首ぃ……いやらしく腫れ上がってる、乳首っ、弄らせてくださいぃ……」
『仕方ないですね。じゃあ思い切りそこを抓ってください』
言われるままに抓ると、予想以上の快感が俺を襲った。命令されている、というのが興奮を煽ったのだろうか。
「あふぅっ……」
俺の嬌声を聞いて、平太は満足気に笑った。
『それから、そこをグリグリ弄って』
「あっ……ん、んんっ、んぅ……乳首ぃ、きもちいっ……」
『あはっ……真空さんのいやらしい声、よーく聞こえますよ。……それから、片方の手を下に伸ばして……勃ち上がってるそれを柔らかく包み込んで……』
平太の低く甘い声に吐息が混じって、その声の色気にくらくらする。
『もうそれは……ビンビンなんじゃないですか? 先走りも流れて、尿道口もヒクヒク疼いて……扱きたいでしょう?』
「はい……っあ、扱きたい、ですぅ……んんっ……」
『違いますよね?』
楽しげに問う平太。平太は、もっと恥ずかしいおねだりをさせる気だ。
「ご主人様ぁ……んんっ……淫乱な雌犬に……ん、はぁう……おちんぽぉ……扱く許可をっ、くださいっ……」
乳首を弄る手を止めずにそうおねだりをした。そんな恥ずかしいことを自分から言っていることに興奮する。それで興奮する自分の情けなさにすらゾクゾクしてしまう。
『あははっ……本当にお前は淫乱だな』
「はあぁんっ……」
低く罵倒する声がした。軽くイキそうになる。
『ほら……扱いていいですよ……淫らな声、存分に聞かせてください』
甘く掠れたその声に、蕩けそうになった。
「あっ、ぁんんっ……きもちいっ……おちんぽ、グチュグチュいってるぅ……あんっ、イキそぉ……」
『まだ駄目ですよ……今度は、乳首を弄ってる手を下に伸ばして……そのまま穴にあてがって……ん』
平太の息遣いが荒い。もしかして、俺の声をオカズにされているのか――そう考えたら、下腹部がキュンキュンと疼いた。
『それから……一気に四本挿れて』
平太は無茶な要求を言う。だけど俺は躊躇わずに四本ぐっと挿れた。
「ああぁぅっ……!」
危うくイキそうになるのを必死に堪えた。だけど高い喘ぎ声が上がって体が跳ねるのは抑えられなかった。
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