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7王子様と執事

 真空さんはその後すぐ、地面に両手両膝をついて、おずおずと舌を這わせた。一度舐めてから、顔色を伺うようにその格好のまま俺を見上げた。  俺が頷くと、そのままゆっくりと舐め続けた。最初こそ不快そうに眉をひそめたり、ぎゅっと一度目を瞑ってからまた舐め始めたり、としていた真空さんだが、だんだん息を荒げ始めた。 「は、ん……ふぅ……は……はぁ……」 「お前は俺が命じれば本当に何でもやるんだな。人としての尊厳はないのか? 犬でもそんなことはやらないだろう。奴隷のようだな、真空」  そう蔑むと、真空さんはビクビクと震え出してしまいには、下半身を揺らし始めた。 「っはは! 奴隷のような扱いをされて発情してしまったのか? 本当に救いようのない変態だ」  俺はそう言いながら真空さんの頭を軽く踏みつけた。「はぁ、んっ……」と真空さんが高い声を上げる。 「もう良い、顔を上げろ」  真空さんが顔を上げ、蕩けた瞳で俺を見る。真空さんは、はぁ、はぁ、と浅い呼吸を繰り返していた。思わず生唾を飲み込んだ。  真空さんは執事服を隙一つなく着込んでいたが、下半身は窮屈そうに服を押し上げ、頭は踏まれたせいで乱れていた。そのアンバランスさが余計、真空さんを官能的に見せていた。駄目だ、これは――俺の我慢が効かなくなる。 「いい子だ、ご褒美をやろう。四つん這いになれ」  真空さんは何も躊躇わず四つん這いになった。俺はズボンを下着ごと膝の辺りまで下ろした。それは精液やら先走りやらでぐちゃぐちゃに濡れてしまっていたようで、にちゃ、と糸を引いた。  その状態が自分でも分かったのか、恥ずかしそうに俯いた真空さんだったが、太ももから尻へ、するりと撫でてやるとビクンと震え、もどかしそうに腰を揺らした。 「どうした? 腰を揺らして」 「ふーっ……も、がまんの、げんかい、です……おちんぽ、ほしぃ……はあぁ……っください、もうぅ……ひくひく、とまらな、っい、です……」  確かにそこを見ると、ひっきりなしにヒクヒクとしていた。まるで誘うように。  つう、と割れ目を指でなぞるように撫でると、真空さんは「――っん」と声になり切らない喘ぎを上げ、より一層もどかしそうに息を吐いた。  挿れたくて堪らない。挿れて、後ろから突いて、蔑んで、啼かせて――すんでのところでそれを抑え、俺は先を穴にあてがって、耳元で囁いた。 「もっと淫らにおねだりできたら、挿れてやる」  真空さんはそれを聞いて、残っている理性をかき集めて必死に答えた。 「はぁ……この、いけない、使用人のぉ……淫らな、おまんこにっ……殿下のっおちんぽぉ……ずぶずぶ、してっ……はぁん……ほしい、ですっ……」 「いい子だっ……」  理性が切れた。俺は真空さんの腰を掴み、思い切り突っ込んだ。

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