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第46話
拒否する暇もなく、ぬるりと舌が侵入してくる。
慣れた舌先が、軟口蓋や頬の裏、舌の上を滑り、僕の隠そうとしてる本音を探り当てようとする。
「ンっふ、んんぅ…っ」
嫌がるように南雲さんの舌へ舌をぶつけるものの、まるで子どもの戯れとでも言いたげに、それすら簡単に捕まえられてヂュッと唾液と共に吸われる。
ゾクッと腰が震え、一瞬、夢の中と視界がリンクした瞬間、コツコツと部屋の扉が叩かれた。ハッとして、新谷くんのことを思い出す。
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