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第68話

「まぁ…確かに、久しぶりだから話はしたいかな」 するりと、的場さんの手が僕の太股を撫でる。 「…どうして、俺達の前から姿を消したのか、とかね?」 柔らかいが、低く、少しだけ怒気を含んだ声音にビクッと体が硬直する。 「まぁ、きっと圭史のやり方が気にくわなかったんだよね?何度も何度も射精寸前まで追い込まれて、けどイかせてくれなくて…君が本気で泣いて、卑猥な言葉を自分から言って…羞恥心でグチャグチャになって何にも分からなくなった頃にようやくイかせてもらうような…やり方が、ね?」 「は?違うだろ?俺じゃなくて幸人のやり方だよな?媚薬仕込まれて、手首拘束されて目隠しされて。玲のちっさな穴に結腸まで届くバイブ入れられて、尿道にもバイブ突っ込まれてさ、…あぁ、玲のピンクの乳首にもローター付けてたっけ?玩具いっぱい付けられて、強制的に連続絶頂させられて失神してさ。そういう幸人のやり方が嫌だったんだよな?」 「っっ…」 昔の事を思い出して、僕は真っ赤になって息を飲んだ。 わざと詳細に話している。 僕の記憶を呼び起こすために。 二人の意図は明確なのに、慣らされた僕の体は僕の意思と関係なしに昂っていく。

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