123 / 230

第124話

ライトは照れて下を向いてる ……………自分で誘ったくせに 目が合ったらライトが上目遣いで、 じっと見てきた …………そういう顔してるから、 虐められるんだよ 寝室に行き、パッとシャツを脱ぎ捨てると、 真っ赤な顔でライトにガン見された 「来いよ。ライト」 戸惑いつつ、近付くライト 首を引き寄せられて、 キスする位、距離が近付く 男なのに長いまつ毛だな 頬を掠めるようなキス あれだけ大胆に誘ってきたくせに、 キスは照れて出来ないのか 目をつぶって待ってると、 そっと唇が重なった 髪をスルッと撫でて、しばらくキスをした キスの合間に、ライトが抱きついてきた そっと、ライトの後ろに手を伸ばす 「い、イキナリかよ」 お前がもう一回しようなんて、誘うから、 さっきから我慢してたんだ 「お前だって早く、 奥まで挿れて欲しいくせに」 耳元で囁くと、ライトは なんとも言えない表情をした 「……ん………吹雪……」 「なぁ、ライト。 『俺の事、虐めて』って言ってみろ」 言わせてみたい 「いっ、嫌だ!いじめるなよ……」 「それは………… それで、なかなかいいな…………」 余計、苛めたくなるけど 「お前、目が怖い!」 「可愛く言えたら、抱いてやる」 …………もっと可愛い顔、見せて?

ともだちにシェアしよう!