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第140話
手作りしたハンバーグは、旨かった
「旨い!」
「うん。上手く焼けたな」
「そういえば、英語の課題やった?」
「まだ」
「やばくない?」
「ヤバイね」
いつもは一人で飯食うことが多いから、
誰かと一緒に飯、いいな
旨く感じるし楽しい
「飴色玉ねぎ、旨い」
「ぶっ、はは……飴色………」
「ライトさ。よく笑うんだな」
「…………なんだよ」
「いや。知らなかったと思って……」
ライトはクールな奴だと思ってた
普段、笑わない奴が笑うと、
なんか嬉しいかも…………
…………しかも、俺の前でだけ
ふと、ライトと目が合う
ライトは少し照れながら、
恥ずかしそうに笑った
…………不覚
キュンとしてしまった
ライト、可愛いよな
……………笑った顔、可愛い
「ごちそーさま」
片付けようとしてる、ライトの腕を掴む
「俺が後で片付けるから、
一緒に風呂行こう」
「は、はぁ!?なんで!?」
可愛い顔してるライトが悪い
「風呂でやりたくねぇ?立ったまま」
耳元で囁くと、ライトは震えた
「お、お前。一体、何回やったら、
気が済むんだ!絶倫か!!」
壁に追い詰め、顔を近づける
「何?褒めてんの?」
「呆れてんの!」
頬から髪にスルッと、手を入れる
「なぁ、一緒に風呂行こ?」
じっと見つめたら、ライトは真っ赤になった
…………また見せて
他の奴の知らない顔
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