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第154話
…………ライトを独り占めしたい
ライトの中は温かった
ギュッと握られた手にジワッと熱が広がる
手を繋いでキスしながら、
挿れるとか……恋人同士みたい……
奥まで挿れると、ライトは、大声を上げた
「あ、アッ!や……んぁああっ!」
パタパタと白濁がこぼれる
挿れただけでイッたのか…………
本当に興奮して、変になりそう
呆然としてるライトに、
追い打ちをかけるように、
激しく腰を打ち付けた
「……はぁ……あぅ……ん、やぁッ……!」
「この淫乱!!
挿れただけで、イキやがって!!」
パン!パンッ!
甘い快感に襲われ、背筋がゾクゾクする
「……やっ!……ま、待って…………アァッ!」
待って……って言われて、待つわけない
泣きながら逃げようとするライトに、
何度も何度も出し入れしてやった
「嘘つくな!!
滅茶苦茶にされたいんだろ!」
過ぎた快感に翻弄され、
ライトは今にも飛びそう
「だめ!吹雪!う…………アァッ
うご、はぁっ……やぁ、動かないで…………
アァ……んっ……だめぇ!」
ライト……
………………可愛い
「もっと、叫べよ。ライト!
最高に、興奮する」
思い切り揺さぶって、ライトを追い詰める
その時、ライトが抱きついてきた
震えながら快感に耐えるライトを抱きしめる
「あ、ハッ…………んんっ!吹雪!吹雪!」
そんな声で呼ばないで
クラクラしそう
「やらしい顔しやがって…………
お前、なんて声……出してんだ!」
ドンッと奥まで挿れると、
ライトの目から涙が溢れた
「や、やっ!…………やだぁ」
……中が急に締まってきた
「イケよ。ライト!イキ顔、見ててやる!」
ビクビクとライトの体が震え、
痙攣してるみたいだった
「アァッ、ん!あぁぁーーー」
ほぼ同時に達し、ため息をこぼしてから、
ライトの涙を拭った
落ちそうなんだろう
今にも目を閉じそうなのに必死に開けてる
ライトは意識が薄れそうになりながら、
震える手で、俺の手を掴んできた
握り返し指を絡めると、
安心したみたいに少し笑って、
ライトは幸せそうな顔で目を閉じた
俺はそれをどうしようもない気持ちで
ただ、見つめていた
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