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第173話

二人で、朝から、ホールのケーキを食べた 「美味しい!」 「だろ?ここのクリーム、旨いよな」 良かった ライト、喜んでるみたい 「俺、プレートのチョコ、食べたい。 吹雪も半分いる?」 「うん。いる」 ライトが嬉しそうに笑う 誕生日プレート頼むの、恥ずかしかったけど 頼んで良かった 「…………ふっ、はは……」 「………なんだよ。俺がチョコ、 食べるの、おかしいか?」 ライトは最近、本当によく笑う 「そうだな……確かに似合わない。くくっ」 「チョコ、好きなんだから、 しょーがねぇだろ」 好きだから、仕方ない …………好き? いや。チョコの事だけど…… 自分の言った言葉に引っかかる ライトがじっと見てる 目が合って、慌ててチョコのプレートを 半分に割って、渡してきた 今度はチョコのプレートを見て笑ってる 「ニコニコしちゃって………… そんなにケーキ、旨いの?ライト」 「うん。旨い!」 嬉しさを隠せないみたいで、ライトは、 目を細めた 無意識だったと思う サラ………… 気が付いたらライトの頭を撫でてた つい、笑った顔が可愛くて………… ライトはビックリして赤くなってる 「ふ、吹雪?」 「あー。なんかさ。お前、犬みたいだよな」 「なんだと!?」 「怒るなよ。褒めてるの」 「犬みたい、が誉め言葉なんて、 聞いたことねーし!」 「ははっ。そりゃ、そうだ」 ライトは少し照れた顔して俺を見てる グシャグシャと髪を撫でた 「ふっ……変な頭」 「お、お前がやったんだろ!」 赤い顔で抗議してるライト 「は……ははっ………!ライト、ボサボサ!」 可愛いな。ライトは そうだ…… セフレになる前は知らなかった………    ライトの可愛いとこ、知ってるのは、 俺だけがいい

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