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第194話
ずっと目を逸らしてた
向き合いたくない現実
ルイトの時は気付いたと同時に失恋だった
嵐とルイトは多分、ずっと別れたりしない
…………俺が優しくしたら、
少しは俺の事を考えてくれるだろうか
「吹雪。キスしよう……」
ライト、可愛いなぁ……
思わず口元が緩みそうになる
「……うん」
そっと目を瞑ると唇が重なった
「吹雪……」
キスの合間に囁かれる俺の名前
ライトの甘い声
キスして目が合って、またキスをした
抱き合ってイチャイチャしてると、
本当に恋人同士みたい
いつもはすぐに目を逸らされるのに、
今日はずっと見つめられた
ドキドキする
酔ってるライト、すげー可愛いかも……
気付けば簡単な事
多分、だいぶ前からライトが好きだった
ギュッと抱きしめたら甘えるみたいに、
頬を寄せられる
そっと唇を重ねた
優しいキスで少しでも気持ちが届いたらいい
ライト…………
好きだよ…………
お前が好き…………
これからはもっと大切にしよう
いつか俺の事を見てもらえるように…………
「ねぇ……吹雪。口でしてもいい?」
ライトが俺のベルトに手をかけてきた
おい。酔っぱらい!
雰囲気をぶっ壊すな
……してもらうけど
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