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第197話

下着だけ履いて、なんとも間抜けな格好で、 ケーキを食べる事となった 「美味しい!」 「うん。そーだな」 正直、ケーキなんてどうでもいい 「吹雪。あーん」 な…… なんだと 俺に『あーん』をしろと? で、出来るか! そんな恥ずかしい事 「吹雪、口開けて」 「…………じ……自分で食べる」 「……そう」 シュンとした顔 ライトは出してたフォークを引っ込めた さっきまでニコニコしてたのに…… 落ち込んだみたいな、悲しそうな顔をしてる 明らかにシュンとして元気ない 俺? 俺が悪いのか!? 『あーん』は子供とバカップルがやる事だろ あれを俺にやれと……? …………ない!! ライトの目には涙がたまってた くそ…………! この酔っぱらい!! 後で覚えとけよ! 「ラ…………ライト!……その…… やっぱり、食べさせてくれる?」 「うん!」 ライトが嬉しそうに顔を上げた 目の前に差し出されたフォーク その上には甘いケーキ 大丈夫 ……こんなの、一瞬だ 誰も見てない パク…… 口に広がる甘い味 「吹雪。ありがと」 ライトが嬉しそうに笑う バカップルの気持ちが少し、分かってしまった 多分、あれだな 『あーん』をやる心理はイチャイチャしたい だけじゃなくて、こんな風に喜んでる顔が 見たいからかも………… 「俺にも食べさせて」 ライトが口を開けた …………お前もやんのかよ 一口食べさせると嬉しそうに、 ライトが「もっと」って言った なんか鳥とかに餌をやってる気分 その時、ボロ……零してしまった 「こぼしちゃったぁ。 吹雪、綺麗にして?」 上半身裸であちこちにクリームがついてる なんだか、その姿にムラッとしてしまった 今まで断じて一度も、クリームプレイなんて 阿呆な事をやりたいと思った事ない だけど、手についたクリームを 舐めるライトがエロくて………… それ以前に中途半端に放置したライトが悪い ライトの鎖骨についたクリームを、 ペロリと舐めた 「やっ!舐めないでっ! あ、ふ、フキンで……」 ライトの言葉なんて無視して、 体中に唇を這わせた

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