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第208話

戸惑ってる顔が可愛くてライトの頭を撫でた やわらかい髪………… ライトは少し驚いた顔をしてから、 恥かしそうに、はにかんだ なんだ。その可愛い顔は 照れた顔を隠すみたいに、 俺の肩に頭を乗せてくる また可愛いことして………… キュンとして、頭をもう一度、撫でたら、 ライトが顔を上げた ジッと見つめられて、 恥ずかしくて目を逸らす どうしよう………… ……キスしたい 流石にヤってない時にキスしたら、 なんで?って言われる? だけど………… 「吹雪……」 「そういう顔、やめろ」 まるで、キスを待ってるみたいな…… 「え……?どんな?」 「…………物欲しそうな顔」 顎をクッと上げて唇を奪う あぁ……また、やっちまった 最近、キスが我慢できない 「なぁ、吹雪。先生は……?」 ルイト自身が相談した訳じゃないし、 喧嘩のことは俺から言うべきじゃないか あれから戻って来なかったし、 仲直りしたのかもしれない 「また、ルイトと泊まりだよ。 アイツ等、どーしようもねぇよな」 「…………したくなっちゃった」 赤い顔してライトが伝えてくる 「お前……昨日、何回やったと思ってんだよ」 「俺、覚えてないもん」 ライトの一言でスイッチが簡単に入る 「体、辛いだろ」 「平気。吹雪…………しよう」 俺だってしたい だけど…… 「…………さっき立てなくて転んだばかりだし」 流石に今日やるのは酷すぎだろ 「お願い……吹雪……一回だけ…………」 い、一回…… ゴクリと喉を鳴らす そんな必死な表情…… 一生懸命言ってくるライトに、絆されそうになる 「お前なぁ…………」 ライトがスルリと俺のベルトを外してきた な………… 「ねぇ。虐めて?吹雪」

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