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第211話

ズルッ まだ途中だったけど、 そんな気分じゃなくなって自分のを抜いた 「……………ふ、吹雪?」 呆然とするライト 下着を履き、ズボンを手にする 「吹雪……」 ライトは心配そうに俺に声をかけてきた 「萎えた」 「え…………?」 分かってるよ ここでライトに冷たくしても、怒っても、 酷く抱いたとしても、 ライトの心は手に入らない 上着を羽織り、ドアを開けたら、 ライトが付いてきた 「ま、待って!どこか行くの!?」 「…………コンビニ」 話したくなくて、ろくに会話もせず家を出た ー先生……好き……ー 俺は嵐じゃない ふざけるな アイツの代わりにすんなよ …………そう言ってやりたかった 言ってどうする 言ったからって、 嵐への気持ちがなくなるわけじゃない 胸が痛い 嵐が好きだなんて知ってるよ 何も俺とヤッてる時に、 嵐の名前を呼ばなくてもいいだろ あんな声で、好き……だなんて…… …………苦しい   ライトを好きかどうか、 悩んでた頃が懐かしい ルイトの時と全然違う こんな気持ち、知らなかった 激しい嫉妬心に負けそうになる そろそろ、30分位たつ 帰らなくちゃ…… きっとライトが心配してる 顔に出すな 何事もなかったかのように 家に戻ると門の前に嵐が立ってた アイツ……? あんな所で、何やって………… …………誰かいる? ルイトか…… …………いや。ライトだ 嵐がライトの頭を撫でた その瞬間、カッとなってライトの所へ走った

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