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第212話

「…………先生」 「どうしたの?ライト」 ライトは嵐をジッと見てる 「俺……」 「…………?」 アイツ、告白するつもりか……!? 二人が別れない事、多分、 ライトも分かってる 区切りをつける為? それとも気持ちが溢れて…………? でも……させるか…………! 思いっきり乱暴に腕を掴み、 引っ張って連れて行く 「…………え?……ふ、吹雪?」 「来い!ライト!」 今更、告白なんかして、どうするんだ 二人を邪魔したくない、そう思ったから、 セフレをはじめたんだろ? ………セフレなんて曖昧な関係じゃ、 お前を縛れない そんな事位、分かってる! 「…………ルイトは?家にいるのか」 「いや。多分、バイト……」 嵐がライトの可愛いとこに気付いたら……? いや。関係ない 嵐はルイトしか見てない なのに、なんで…… なんで……こんなに焦るんだ…… ー先生 好きー ライトが好きなのは俺じゃない 忘れたいのに呪いの言葉みたいに、 頭の中で何度も繰り返す ライトの家に着いた 「開けて」 「う、うん」 ガタガタッ! 家に入った途端、玄関に押し倒す 「まっ!待って。吹雪!」 「…………なんだよ」 今すぐ、繋がりたい この不安と痛みを消したいんだ 「あの……」 何か言いたげなライト 「ライト」 「……うん」 「お前は………… ルイトと嵐が別れて欲しいと願ってるか?」 卑怯者? なんて言われても構わない ライトの良心に訴えて釘を刺す 「思ってない」 「…………じゃ、嵐の事は忘れろ」 嵐は絶対にお前のことを好きにならない それなら……俺でもいいだろ…… ライトが嵐の前で泣いてた それは自分が思ってたより、 ずっとショックな光景だった 「……ふ……ぶ…………ん」 考えさせてやるもんか キスでライトの口を塞いだ

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