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第219話

ライトの好きなキス 何度も繰り返す 「やだやだ、言ってたくせに、 甘ったるい声出しやがって…………」 「や、や…………アッ!…………んんっ」 キスを繰り返すとライトの力が抜ける この瞬間が好き 「お前、興奮しすぎだろ。濡れてる…………」 「だめ…………聞こえ……ちゃう……」 最後までヤるつもりはなかったんだけど…… そんなウルウルした目で見んなよ 我慢できなくなる 「なぁ。足開いて」 「いっ、挿れるつもりかよ」 ライト、可愛すぎる…… 「……お前も、中、グチャグチャに 犯して欲しいだろ?」 「そんな訳…………!」 少しだけ…… ガバッとライトの足を開く 「あ…………いやっ……」 「嫌じゃねーだろ? お前のここ、期待で震えてる」 カァッとライトの顔が赤くなる なんで……そんなに可愛いの…… 「おね……がい! 吹雪、見……られ……たら、やだ!」 「嘘つき」 無視して指を入れた 知られたくないのはルイトじゃなくて嵐だろ 「や、あぁっ!」 「そんなに大声出して……悪い子だな」 なぁ、ライト。しようよ この瞬間だけでも嵐を忘れて 「…………あ……ぅ、んんっ! ……ぁ……っ…………っ……吹雪……」 「エロい顔…………」 未来のない恋に縛られてないで、 少しでいいから俺を見て 「……あぅ……だ、ダメぇ……」 ダメって言うなよ 切なくなる………… 「可愛い。ライト」 抱きたい………… 「吹雪……」 目を潤ませてライトが呟く なんて顔してんだよ また、そんな顔………… お前、俺が勘違いしても文句言えねーぞ 「なんだよ。そんなトロンとした顔して。 可愛いって言われて、嬉しかったの?」 キュンとしてしまう その時、ルイトの声がした 「確かに俺が悪かったけど……! あれは酷いよ!先生!」 「俺の事、信じてないの!?」 「え……いいよ! また、ケンカになるの嫌だし」 「ちょ……!先生!!」 まだ、仲直りできないのか こっちには全然、気付いてないみたいだな 残念なような、ホッとしたような………… 「ライト!!」 リビングからルイトに呼ばれる 「な、何!?」 ライトが緊張しながら答える 「先生がうちに来るから俺は出掛けてくる! いないって言っといて!!」 ガチャガチャ 音がして、ルイトは出てったみたいだった 「……だ、大丈夫かな。ルイト」 「…………」 心配なのはルイトの事…………? 「心配だし、ルイトを追いかけようかな」 「…………嵐に任せとけばいいだろ」 嵐に会いたいから……? でも、させねぇ 「吹雪……」 「二人の事だ。きっと、嵐がなんとかするよ」 …………狡いかな でも、今は嵐に会わせたくない 「…………二人きりだな」 ボンヤリ考えてたら、 ライトが抱きついてきて俺をじっと見つめた 「続き、してほしいの?」 「……うん。吹雪ので、いっぱいにして…………」 …………いいよ 今は体だけでも いつか絶対に手に入れてみせる

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