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第226話

ライトにセフレをやめようと言われてから、 毎日が色褪せたみたいだった 何をしてても、ライトを思い出してしまう テレビを見てても、飯を食ってても、 街を歩いても、友達といても、 ライトの好きなものを目にする度、 笑ってたライトを思い出した 寂しい あの日から俺の心には穴が空いたまま 大学のキャンパス ライトを見かけた あれから全然話してもないし、顔も見てない 声かけてみようか 迷ってたらライトは行ってしまった   追いかけたら、拓海と話してる 何を話してるかは分からなかった だけど…… ………………ライト、泣いてる そっと拓海がライトの肩を抱いて、 連れて行った ライトが拓海の前で泣いてた 拓海の前で………… 嵐の前でライトが泣いてた時よりも、 ショックだった もう……俺はいらないんだな………… 虚しくて追いかけるのをやめたら、 中庭の方から、ライトが歩いてきた ………………一人だ その瞬間 黒い気持ちが生まれた 何も知らず、資料室の前を通り過ぎる ライトの腕を掴む 鍵を閉めて、その場にライトを押し倒した 「……な……何するんだ……!離せっ!」 「…………ライト」 「……え……?」 勝手に終わらせてやるもんか 始めたのはお前だろう? 「……………吹雪。なんで」 ライトが信じられない、 そんな顔で俺を見つめる 体だけでも繋がっていたい そんな事しても無意味だって分かってる お前の事が好きなんだ………… 少しでもいい お前と一緒にいられるなら 馬鹿みたいだろ 俺も自分が惨めで仕方ない 拒まないで …………お前の側にいたいんだ 「お前のせいで、欲求不満なんだ。 やらせろよ。ライト」

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