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第4話
弟が先生に初めて告白したのは高2の夏
教師と生徒
男同士
当然、バッサリと振られた
でも、諦められず高3で三回も告白
やめたいのに、やめられない………
ルイトはいつも、そう言ってた
結局、高校の間、俺も吹雪も
自分な気持ちを言う事は、一度もなかった
大学に上がってからすぐ、ルイトは、
初めて、男から告白された
先生を好きになって、もうすぐ二年
「……もう、やめ時って事かも…………
付き合ってみようかな…………」
ルイトは、全く進展のない自分の恋に、
少し疲れてた
励ましたのは、吹雪だった
いつも、二人で、相談に乗って、
聞くだけだったけど、この時は、
「諦めるな」って何度も吹雪は言ってた
それから一週間もしないうちに、
計五度目の告白で、
ついに、ルイトは先生と付き合う事になる
多分、吹雪はまさか、二人が
付き合うとは思ってなかったんだろう
「ライト!吹雪!聞いてくれ!!
先生に告白したら、
キスされちゃった…………!!
『付き合おう』だって…………!
俺……どうしよう…………」
ルイトは嬉しそうに、涙目で報告してきた
一途な恋が実った瞬間だった
…………その時、俺は見逃さなかった
吹雪の悲しそうな顔を………
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