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第24話
ピーンポーン
ハッと目が覚める
いけなない!ルイト!
「ふ……吹雪!起きて!ルイト、帰ってきた」
「…………ん」
ガチャ
「ごめん。カギ忘れてて、ただいま」
「今日、吹雪が泊まりに来てるんだ」
「そうなんだ」
「……………!」
ルイトを見て固まる
「何?」
「ルイト。首元、隠せよ」
首筋のキスマーク
1.2.3.4.5.6…………
一体、いくつ付けられてるの
知らなかった
先生……結構、独占欲……強いんだ
「だめって言ったんだけど…………
先生、やめてくれなくて…………」
でも、嬉しそうだな。ルイト
ずっと好きだったんだもんな…………
ルイトの惚気は後で聞くとして……………
キスマーク、吹雪に見せないようにしないと
「朝帰りかよ。ルイト」
「お、おはよう。吹雪」
ルイトが恥ずかしそうに話す
そこにいたのか…………
「すげー量のキスマークだな。
嵐。独占欲、強すぎ………」
「ははっ……
友達に見られるの、恥ずかしいな」
「幸せそうな顔して、何言ってんだ」
「…………幸せそう?」
「良かったな。ルイト」
「うん。ありがとう。吹雪」
吹雪…………
お前、なんて顔してるんだよ
痛々しくて見てらんないよ…………
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