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第31話
「なぁ、向き変えていい?」
「う、うん」
向き合い座ったまま、挿れられる
いわゆる体面座位
「………やぁッ……ん……」
「やらしー顔」
「あ、あぅ……この格好じゃ……ふ、深いっ」
「深いからなんだよ」
吹雪は、俺の腰を前後に揺らした
「ふか……深いのっ、だ……だめぇ……」
「何がダメだ!?喜んでるくせに!!」
だめ!そんなに揺さぶらないで
俺、おかしくなっちゃう…………
「……あ、ハッ……んっ…………」
「お前も自分で動いてみろ」
気持ちいい……
吹雪……いかせて…………
「で、出来……ないよ……」
「じゃ、俺も動いてやんねぇ」
ピタッと動きが止まる
意地悪やめろよ
「あ、やだ……なんでっ…………」
「ほら。ライト。腰、振ってごらん」
耳元で囁かれた声
中が疼いてる…………
……もどかしい
吹雪…………!
「お前のやらしいとこ、
全部、俺が見ててやるから…………」
そんな欲情した目で、俺のこと見ないで……
理性がボロボロになる…………
「う…………はぁ…………っ」
なんて浅ましいんだ
男のくせに挿れられて、我慢出来ずに、
泣きながら腰を振るなんて…………
でも、好きなんだ。吹雪
お前のこんな顔見てたら、
我慢なんて出来ない
「あ……アァッ…………や、んんっ!」
「気持ちいいのかよ」
「吹雪っ!き、気持ち……ん………いい………」
その瞬間、ドン!と下から突き上げられる
「あ、あ、アァァッ!!」
「なんて声出してんだよ………!
お前はそんなに大声上げて、
恥ずかしくねーのか!」
激しすぎる
吹雪…………!
「……やっ!……だめ!あ……イクッ……
あ、アッ、んあっ…………!!」
「何、一人で、いってんだ!」
ガタッと押し倒されて、息をつく間もなく、
激しく挿送される
「………アッあ、ん!!………やっ……やだぁ…」
どうして………
今、いったばかりなのに…………
「嘘つくなよ!また、いきそうなんだろ!
ギュウギュウ締めやがって!」
「無理っ!あ、ん…………はぁはぁっ」
あまりの激しさに耐えられない
目の前がチカチカして、白く霞む
落ちる…………
震える手で吹雪の肩を掴む
「……キ……キスして……アァッ!
……ふ……ぶき…………」
吹雪の唇が重なると、すぐに達してしまい、
甘いキスをしながら、重くなった瞼を閉じた
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