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第54話

トイレの壁に押さえつけられて、 雑に慣らされた後、 後ろから無理矢理、挿れられる 「やっ、……やだ! ……や、めろ……よ……吹雪」 「暴れるなよ。ライト。 拓海に義理立てか!? ……優しくされたからって、 シッポ振ってんじゃねーよ!」 …………そんな そんなことしてない………… グッと吹雪のが奥まで入る 「うっ、ん……アァッ!」 冷たい壁に押さえつけられてたら、 悔しくて悲しくて涙が出てきた 吹雪の顔も見えない 「嫌だ!……ふ、吹雪!やっ…… ……んんっ……抜けよっ!抜け!!」 奥に打ち付けられる度、強烈な快感に、 目眩がする 「何が嫌だ!こんなにしやがって!!」 物凄い勢いで激しくされて、 足がガクガクして立っていられない 「あ、アあぁッ!」 グチャグチャにかき混ぜられ、 意識が保てなくなる 「感じてるくせに…………」 「ん、あ……はぁはぁ……やだっ!」 「気持ちいいんだろ!?」 「……………あ、ァ……や、アァッ!」 パタパタと床に白濁が流れ落ちた 「ハッ………やだやだ言ってた割には、 早すぎじゃねーか!」 ……………………この扱いは……何…… 我慢できず、あふれた涙が床を濡らした 「…………うっ……」 「……ライト?」 「……っ……うぅ……」 「泣いてんのか?ライト……?」 肩を掴まれ、振り向かされた 涙でボロボロだったと思う こんなグチャグチャな顔、見られたくない 「………………ライト」 黙ったまま下着とズボンを履いた ベタベタで気持ち悪いけど仕方ない 「着替……っ……え……ない……し、 俺、今……日……は帰る……」 震える声で短く伝えた 「…………ラ……ライト」 ガチャ フラフラと外に出てから、手を洗った …………涙が止まらない 拭っても拭っても溢れてきて、袖を濡らした 「ライト……」 返事もせず外に出たら、腕を掴まれた 「待てよ。ライ卜。送ってくから」 「…………いら…ない。……ひっく…… ……ひと、一人で、帰……る…………」 傷つく資格なんてない…… 全部、俺が言った言葉だ 『誰でもいい』 確かに言った 自分の気持ちを隠して、狡い手を使って、 側にいようと欲張るから、 こういう目に遭うんだ…………

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