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第67話

「朝から、会えて嬉しい。ライト」 「……そ……そう」 拓海に手をギュッと握られる 「わっ!わぁっ!」 思いっきり振り払い、三歩後ろに下がった 「くっくっく。逃げんなよ。ライト」 「じゃ、じゃあ……急に触るな!」 「言ったら触っていいの?」 ジッと見つめられ、距離を詰められた 拓海は何考えてんだ! ここは外! 駅の中! こんな人、いっぱいなとこで……… 「よせよ。拓海。ライト、困ってるだろ!」 吹雪が間に立ってくれた 「…………ごめんね。ライト。 お前の事、好きなだけなんだ。 許して……?」 カァッと頬が熱くなる こんなに好き好き言われると恥ずかしい 「……ライトは本当に可愛いね…………」 拓海は嬉しそうに、俺を見てた だめ! コイツ、本当におかしい 「そうだ!誕生日おめでとう! ハイ。プレゼント!マフラーだよ」 サッと首に巻かれる 紺のシンプルなマフラー 「……………」 何も言えないでいると、 「友達からのプレゼントとして、 受け取って!うん…… やっぱり、ライトは紺が似合う」 友達………… そう言われると何も言えない 「遅刻するから、そろそろ行くぞ」 ちょっと不機嫌そうな吹雪にギクッとする 慌てて着いてくけど、 吹雪の表情が見えなかった

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