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第77話

ズルッ 後ろに挿ってたものを急に抜かれた 「……………ふ、吹雪?」 吹雪は下着を履き、ズボンを手にした 「吹雪……」 「萎えた」 「え……………?」 上着を羽織り、吹雪はドアを開けた 「ま、待って!どこか行くの!?」 「…………コンビニ」 それだけ言い残すと、行ってしまった どうしよう………… 俺の嘘に気付かれた? 途中でやめたことなんて………… 今まで一度もなかったのに…… あそこで『先生』なんて、不自然だった? どうして………… 吹雪……… 落ち着け ただ単に………… 気が乗らなかっただけかもしれない 昨日、何度もやったって言ってたし 帰ってこない………… もう、30分以上たった これで最後だったら、どうしよう………… 俺の馬鹿! なんで好きとか言ったんだ! ずっと、気を付けてたのに………… ジワッと目に涙が溜まる 吹雪。俺、嫌だよ………… まだ、側にいたいんだ 二度と好きなんて、言わないから、 戻ってきて………… それでも吹雪は戻らなかった 仕方なく着替えて、 棚においてあった鍵を使い、 閉めてから、ポストに入れた 目の前が暗くなりながら門を開けると、 声をかけられた 「ライト?」 「……………先生」 そこには先生がいた 吹雪に良く似た顔で、 俺に優しく笑いかける 「どうしたんだ?吹雪に用か?」 「…………」 「ライト?」 「……っ……う……」 涙が溢れてきた 吹雪より少し低い声 吹雪とは違うタバコの匂い 「どうしたんだよ。ライト…………」 先生は少し困りながら、 俺の頭を撫でてくれた

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