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第97話

吹雪にセフレをやめようと伝えた あの日から俺の心には穴が空いたまま 大学のキャンパス …………視線を感じる 吹雪……? 吹雪が俺を見てる? …………またルイトと間違われるかもしれない もう、あんな思いはしたくない 吹雪に背を向けて歩き出す 「ライト」 「拓海」 「また、元気ない。どうしたの?」 そんな事言われると泣けてくる じわーと涙が溢れる 「…………ライト」 「拓海……」 「ちょ……涙目でじっと見つめないで」 「……………」 「こんなとこで泣いてると、 人目につくから中庭に行こう」 「……」 そっと肩を抱かれた 二人で中庭に移動する 「ライト?多分、吹雪はさ……」 「吹雪の話はいいよ」 「……これだけは、聞いて。アイツ…………」 「吹雪の話はしたくない! 俺、もう戻る!」 一人で教室に向かった その途中、すごい力で手を引かれた あまりの勢いでよろける …………資料室? ガチャ 鍵を締める音がして、薄暗い中、 ガタガタと押し倒された 「……な……何するんだ……!離せっ!」 「…………ライト」 「……え……?」 俺に馬乗りになって組み敷いてきた相手は 吹雪だった 「……………吹雪。なんで」 「お前のせいで欲求不満なんだ。 やらせろよ。ライト」

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