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第98話

「……お……俺には……」 「彼氏には内緒にしといてやる」 そんな………… 「どうせ優しい彼氏じゃ、 満足出来ねーだろ」 …………何かを望んだわけじゃない 「あぁっ!や、やめっ……んんっ」 俺…… お前の事、諦めるつもりで………… 雑に慣らされたあと、 無理矢理、挿れられた 「……っ……ハッ……あぁっ…………!」 「…………キツ……もしかしたら、 まだ、アイツとやってなかったのか……?」 どうして 「ん、あっ…………ふ、吹雪……」 欲求不満だから…………? ………………そんな理由で俺を抱くのか 涙があふれる 「その割には、簡単に挿ったけどな」 「ダメ!吹雪っ!や……やだ……」 俺の気持ちなんてお前には、 何一つ、伝わらないんだ…… 「お前、犯されるのが、好きなんだろう! 喜ぶなよ!淫乱!」 違う。お前が好きなだけ 「違っ……アッ!……や、や……やだっ……」 胸が痛い………… 「………大声出すなよ!」 「……んっ……ハッ……アァぁッ…………吹雪!」 吹雪 お前が好き 心の中で、そっと大切にしてた気持ち でも…… こんなの、無理………… 「気持ちいいのかよ! 良いって、言え!!」 「…………吹雪!や……やだ……アァッ! …………やだぁ!!」 今、分かった 本当に俺たちは体だけの関係だった 「……気持ちいいくせに……!」 「……あ、アッ……や!……んぁっ…………」 なんで……… …………なんで? 吹雪………… 悲しくて苦しくて、涙が止まらない 「なぁ、気持ちいいって……言って」 「……抜けよ!……吹雪っ!や……!」 どうして………… 「ライト…………」 「あっ、あ……や、あァあぁアッ……!」 ギュッと抱きしめられた 中に吹雪の欲が注ぎ込まれ、 俺も白濁をこぼし放心する 吹雪に犯された 俺からセフレを言い出したけど、 これじゃ……あんまりだ………… 滅茶苦茶に抱かれて体は喜んでた 吹雪の言葉が胸に刺さり、 心は、冷えていくだけ 心と体がバラバラになる………… 「嫌い」 「ライト……」 「…………お前なんか嫌いだ」 涙が頬を流れる 吹雪を睨んで、そう伝えた 「もう顔も見たくない」

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