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第99話

フラフラとシャツを羽織り着替える 「ライト…………」 「確かに俺からセフレを始めた。 でも……こんなの、あんまりだ…………」 堪えきれず涙がボロボロ溢れる 「ごめん…………」 「謝って欲しいわけじゃない!」 乱暴にやられたせいで体中痛い 本棚に捕まり、よろけながら立ち上がる  「ライト」 吹雪の手が俺の手に触れる ………………最後はただの性欲処理で物扱い 分かってただろ! 自分で選んだ結果だ! 「触るな!」 思いっきり振り払う 吹雪が優しかったのは、 俺がルイトの代わりだから 「ライト…………」 セフレなんて言い出さなきゃ良かった 今、死ぬほど後悔してる 「もう、俺の事は放っておいてくれ」 …………もう戻れない 普通の友達にも ドアの方へ向かう 「待て!ライト!」 後ろから肩を掴まれる 「頼む。待ってくれ」 「放っておけって言ってんだろ! もう、お前とは顔、合わせたく…………」 言いかけて、ドキッとした 吹雪の縋るような目 「…………ライト。拓海が好きなのか……?」 そんな声……聞いたことない…… 消えそうな位、小さな声 「さっき、拓海に肩を抱かれて、 泣いてるとこ、見た」 あれは……お前を思って…… 「だから……なんだって言うんだ! お前には関係ないだろ……」 その瞬間 吹雪にギュッと抱きしめられた 「は…………はな……離せよ!!」 なんで、こんな事するんだ! 「ライト………」 「やめろ!離せ!」 「……………嫌だ」 なんで 必死に暴れるけど、 きつく抱きしめられていて、 身動きが取れない 「吹雪!離せっ!」 「離さない」 じわっ………… 涙が溢れる 一体、なんだって言うんだ こんな事して何になるんだよ! 「やめろよ……吹雪…… ……なんで…………」 「…………俺じゃ、ダメか?」 え……? 俺の肩に手を置き、意を決したように、 目を見つめられる 「吹雪……?」 なんて目で見てるんだ 「ライト。俺…………」

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