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シャワーが無駄遣いされて湯気の立ち込めるバスルーム。 途切れることのない甘い悲鳴。 「ぅっ……ぅっ……ぅっ……や、ぁ、ぁ……っ……っそんなとこ、いやだ……っ」 悲惨な有様と化した制服をモロ華奢な体に纏わりつかせて式部は切なげに駄々をこねる。 流しっぱなしのシャワー横、掴む場所のない平面のタイル壁に必死になって縋りつき、片頬を押し当て、崩れ落ちる寸でのところで踏ん張っていた。 後ろに突き出された式部の尻丘に顔を埋めた隹川。 尻たぶに両手を添え、むにっと左右に押し開き、露出させた後孔に執拗に口づけて。 肉食ペニスで何度も溺愛して知り尽くしているソコをふやかす勢いでねっとり蹂躙していた。 隹川にお尻舐められてる……。 どうしてそんなところ舐められなきゃいけないの……? 「えろい穴」 先程から自尊心をタコ殴りされている式部に追い討ちをかけるように隹川は悪戯に言う。 「スケべ穴」 「ッ……えろくないっ、スケべじゃないっ、普通のお尻だっ」 「は? どこが普通のケツなんだよ?」 式部は限界いっぱい目を見開かせた。 隹川の舌が……挿入(はい)ってきた。 仮膣入口をゆっくりと貫かれた。 「や、め……っ……あ、ぁ、ぁ、あ……っ……っ……!」 唾液を塗り込まれて柔らかくなった後孔に舌の付け根まで捻じ込まれる。 拡げられ、内側まで舐め上げられて、何とも言えない刺激に内腿はピクピク、欲深な火照りに下半身を蝕まれて独りでに揺れてしまう式部の細腰。 「隹川、だめっ……汚いから、だめっ……」 紅潮するお尻に深々と顔を突っ込んでいる隹川の頭に手を伸ばして引き離そうと試みるも。 「ぁ」 すでに反応し始めていた童貞ペニスを握り締められて呆気なく失敗に終わった。 後孔を浅く緩々と舐め突かれながら初心な性器をしっかりしごかれる。 式部は生まれ立ての小鹿みたいにガクガク震え出した。 短い爪で空しくタイル壁を引っ掻いた。 「や、ぁ、ぁ、ん……っっ……やだぁっ……隹川のばかぁっ……っ……ひっ……でちゃっ……でちゃぅ……っ……ン、ぅ、ぅ、ん、ぅ……っっ……!!」 正になされるがまま。 隹川の思惑通りに式部は達した。 彼の手に導かれて甘苦しい絶頂へまんまと堕っこちた。 「はっっっ……はぁっ、っ……は……ぁ……っ……は……」 とうとう踏ん張りきれずに壁伝いに風呂床へと崩れ落ちていく。 式部の下肢を捕まえて離さなかった隹川は、やっと、微痙攣する体を手放した。 かと思いきや。 蹲る式部に我が物顔で覆い被さって発熱に漲る耳朶に唇を添えた。 「やっぱりスケべな淫乱穴じゃねーか」 「ッ……言い方ぁ……さっきよりひどくなってる……」 「ケツ舐められながら射精したのはどこのどいつだ」 「やめて……聞きたくない……隹川のばか……」 ごめん寝状態で泣きべそをかいている式部に隹川は密やかに見惚れる。 「制服だって……こんなに濡れちゃった……クリーニングに出さなきゃ……雨なんか降ってないのに……お母さんに怒られる……」 「……」 「……今の話で笑うなんて……隹川は悪魔だ……」 「悪魔より性質(タチ)悪ぃかもな」 式部はぞっとした。 悪魔よりも性質が悪いものってなんだろう……。 「これくらいでへばってんじゃねぇ、今からがガチなお仕置きの時間なんだからな」 式部はぞーーーーっとした。 自分に覆い被さる隹川をぎこちなく仰ぎ見た。 「主文、妊活ごっこの刑に処す」 今にも爛々と煌めきそうな獣性の欲を宿す眼に笑いかけられた。

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