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「今から言う番号に電話しろ、繭亡」 繭亡は低層型のデザイナーズマンションに一人で暮らしている。 「息が荒いな、隹川」 ソファの背もたれに背中を預けた繭亡は真っ白な天井を見上げる。 「適当に誤魔化しとけ、式部のウチだ」 「ご子息は男と性交中で家に帰れないと?」 電話口の向こうで隹川は低く短く笑った。 「獅音にやらせればいいのに」 「アイツが電話したら逆に警察に通報される」 それだけ告げて電話は切れた。 冴え冴えと麗しい顔立ちに歪み一つ許すこともなく繭亡は暗記した番号を打ち込み、もう一度スマホを顔のそばに持ち上げた。 「夜分遅くに失礼致しますーー」 鼓膜に刻みつけられた笑い声の余韻の心地よさに酔い痴れながら。 「今……っ……繭亡に電話した……?」 それまでクッションで頭を隠し、幼馴染みの名前のみ鼓膜に拾い上げた式部は上擦る声で問いかけた。 「こんなときに、電話するなんて、隹川って……デリカシーって言葉を知らないのか……?」 自分のスマホを無造作に床へ放り投げた隹川は言う。 「んなことより孕んだのかよ」 式部が、ぎゅっっ、していたクッションを一瞬でひっぺはがすと脆そうな骨組みの両足を限界までご開帳させた。 肉食ペニスに容赦なく貫かれた後孔。 すでに白濁泡がとろりと滲んで結合部をヤラシク泡立たせていた。 「受精したのかよ?」 隹川の第一絶頂をその身でもって受け止めていた式部。 未だカチンコチンな肉杭をもったいぶった意地悪ロングストロークで出し()れされてブルブルと仰け反った。 二人とも素っ裸だった。 見るも無残な制服はバスタブに置き去りにされていた。 「腹側なぞってんのわかるか」 仮膣内でさらに質量を増して勢いづく隹川に園児さながらに式部はコクコク頷いた。 「お前の淫乱穴、物欲しそーにじゃれついてくる」 「それやだ……っ……あんまりにも……あんまりだ……」 「貧乳からミルク出せよ、貧乳ビッチ」 「それもいやだっ」 隹川は上体を倒した。 うっすら汗ばんでいた胸の突起を犬のように舐め上げた。 「んーーーーー……っっ」 「出せ」 「でっでっ……出るわけなぃぃ……っ」 「こっからは余分に出すクセによ」 ぷっくり芽吹いた乳首を甘噛みされながら、すでに二度達している童貞ペニスの先っちょを軽めに愛撫される。 三大性感帯同時攻めに式部は成す術もなく身悶えた。 「あ、ぁ、ン……っ……ふぅ、ぅ、ぅ……っ」 「とっとと受精しろ」 「あっ、あっ、んっ、んっ」 「孕むまで離さねぇぞ」 微熱でねっとり温む仮膣奥にゴリゴリゴリゴリ擦りつけられる傲慢ペニス。 「やっっ、っぁ……隹川ぁ……僕は……男だから……永遠に受精しなぃ……むりだ……」 わかりきったことを舌足らずになりながらも必死になって訴えかけてきた式部にタガが外れそうなくらい隹川は興奮する。 「そうだな、だからお前ンなかに一生いてやるよ」 胸元を食む隹川に上目遣いに見つめられて、式部は、彼への想いに忠実に身も心もときめかせた。 「……繭亡や阿羅々木と女の子をシェアした……」 だから、つい、ポロリと本音を口走った。 「……普通、そんなことしない……ッ、すいか、わ」 急に目の前に隹川の男前フェイスが迫って、仮膣内の絶妙なところを擦り上げられて、式部は堪らず目を瞑った。 「んっ……いきなり動いちゃ、やだ……」 「お前妬いたのか」 「……え……」 「顔も覚えてねぇ女らに嫉妬したのかよ?」 グチュ、とぬかるむ肉奥を音立てて小突かれる。 「んくっ……やぁ、それ……やらぁ……」 「はッ。どんだけ舌回ってねぇんだよ……」 「っ、んぶ、ぅ……んむっ……んっ……」 隹川は緩んでいた唇の狭間に尖らせた舌を滑り込ませた。 満遍なく火照る口内を弄り回すのと同時に肉食ペニスを小刻みにリズミカルにピストンさせた。 「んっ、んっ、ぅっ、ンっ、ンっ、ンっ」 律動に合わせて呻吟する式部の童貞ペニスが二人の狭間で申し訳なさそうにすくすく育っていく。 軟弱な唇を好き放題食い漁り、隹川は、実に鮮やかな身のこなしで体位を変えた。 四つん這いにした式部の細腰を鷲掴みにして後ろから。 後孔最奥まで肉食ペニスを突き立て、強弱をつけて不規則に厚腰を揺らめかせ、四六時中求めてやまない貴い温もりを貪った。

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