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「?」
スカートの下でまさかの感触。
普段は不敵に尖らされている双眸を珍しく丸くさせた隹川に式部は真っ赤になった。
「隹川……僕は男だ……友達とのゲームに負けて、罰ゲームとして……女装してたんだ」
隹川は真っ赤になった式部の顔とスカートに隠された下半身を何度か交互に見やった。
「だ、騙すつもりは……僕、本当に……ごめん、すいか、わっ?」
がばりっ、唐突に両足を押し開かれて式部はぎょっとした。
スカートに隠されていた式部の正体が隹川の視界に露となった。
男物ぱんつを押し上げている膨らみ。
雄の証。
「隹川……や、やだ……ほんとにごめん、僕、こんなこと、」
「やっぱ濡れてんじゃねぇか」
申し訳なさで胸がいっぱいだった式部にそう言い放ち、隹川は、手を伸ばした。
フロントをちょこっと盛り上げている式部の膨らみを意味深に撫で上げた。
「っっっ!!」
「ほら、ココ。染みになってんだろ」
「や、やめて、隹川、ごめんっ、ごめんなさいっ」
耳まで赤くして上擦った声で侘び続ける式部に隹川は不敵に笑いかけた。
「高校生騙すような中学生の悪ガキにはとことんお仕置きしねぇとな?」
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