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3-2
リップクリームでも塗ったような潤いたっぷり唇をぎこちなく動かしてお願いしてきた式部に、隹川は、ゾクリと下半身を武者震いさせた。
「お前、俺のオモチャだろ」
「っ、嫌だ、僕はオモチャじゃない」
「どう扱おうと俺の勝手だろ」
ぷっくりと勃起していた乳首をキュッと強めに捻り摘まんだ。
「あ……ッぃ、や……ッ」
「持ち主にいちいち刃向かってんじゃねぇ」
指と指でしっかり突起を挟み込み、クリクリクリクリ、クニクニクニクニ、執拗に擦り上げる。
両方同時に過激摩擦。
敏感化した乳首にのみ集中して刺激を送り込んだ。
「やッッッ!」
後頭部をクッションに埋めて式部は喉を反らした。
目立たない喉仏がプルプルしている。
やたら太腿同士を擦り合わせて頻りに身悶えている。
「隹川ぁ……ッッ」
目に見えて充血勃起してきたところで、隹川は、式部の胸元にかぶりついた。
小さな乳輪ごと口に含み、尖らせた舌先を器用に動かして貧乳乳首を舐めまくった。
「やっ、隹川っ、やめてっ、やめてっ」
泣き声にも等しい上擦った声色。
逃がすまいと唇に捕らえた乳首を舌端で転がしつつ上目遣いに窺ってみれば、ほぼほぼ泣き顔の式部と目が合った。
「……隹川ぁ……」
本当、こんなの知らねぇ、初めてだ。
めちゃくちゃにして一晩中よがらせたい。
隹川はコリッコリでビンッビンになった乳首に正しくむしゃぶりついた。
片っぽの貧乳を下から押し上げるように揉み、指と指の付け根に突起を引っ掛けてしつこく刺激しつつ、唾液を絡ませて激しく吸い上げた。
「あーーーー……っっっ」
ゾクゾク感に全身を蝕まれて式部は甘い悲鳴を迸らせた。
飢えた獣みたいに自分の乳首を貪る隹川の肩をぎゅっと掴んで。
「隹川っ隹川ぁ……っいゃぁっだめっだめーーーー……っっ!」
びゅくん……ッッ!
「あっっっっ!」
「ッ……」
まだまだ免疫ができていない貧乳に夢中になりながらも隹川はすぐに気が付いた。
「あ……っあ……っあ……っあ……っ」
式部はぎゅぅぅぅぅっと自分の肩を掴んでガクガクしている。
勃起乳首を未だしつこく上下左右に舐りつつ、隹川は、微痙攣がちな式部の太腿狭間に片手をずぼっと突っ込んだ。
「ふぁっ」
「貧乳だけでいったのかよ、式部」
自前のぱんつ越しに童貞ペニスを撫でられ、そんな台詞を投げつけられて、式部は首を左右に振った。
「……いってない……」
隹川はわざとらしくため息をつく。
「じゃあ、コレ、濡れてんの。おもらしか?」
「っ……おもらしじゃないっ、そんなことしないっ」
「じゃあ何だよ、なんで濡れてんだよ、説明してみろ」
「っ、っ、んーーーっ」
隹川は式部のぱんつの中にまで手を突っ込んだ。
そして、その手を、今度は式部の目の前に翳してみせた。
骨太な五指にぬるりと伝う、とろとろ白濁蜜。
「っ……すいか、わ」
ぬる、ぬる、頬に塗りつけられて式部は目を見開かせた。
咄嗟に顔を背けようとしたら片手で顎を掴まれて固定され、さらに、ぬる、ぬる、しかも。
「んっ、ぶっ」
口内に指を捻じ込まれた。
「なぁ、何かわかったか、式部」
急な侵入に怯えた舌にまですり込まれる。
「先週まで処女だったくせに乳首おっ立てて、触られてもねぇチンコから、お前、何だした?」
そうしてびくつく唇の狭間から引き抜かれた指。
とろりと出来上がった唾液の糸。
うるうるまなこからとうとう氾濫した涙をこめかみにポロリさせて式部は……答えた。
「……僕の……精液……ぐすん」
こいつのこと飼い殺しにしてぇ。
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