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デートに誘われたよ…はぁ《3》

そんな俺の何かが伝わったのか、優しい佐々木さんは言った。 『あっ!別に言わなくてもいいんだよ!……ただ、俺が少し気になっただけだから。あの日篠宮くんとあったのに、気づいてあげられなかったからさ』 うぅ〜どこまで優しいんだ佐々木さん! あのままだったら貴方が媚薬飲んでたんですよ!貴方上司に狙われですよ!!! ……なんて言わないけど! 「いえ!気にしないでください!佐々木さんと会った時は元気ハツラツオロナミンCでしたから!」 『元気ハツラツオロナミンCって(笑)』 あ、誤魔化そうとしてネタっぽいことを言ってしまった!まぁ、いっか。 チラッと壁にかかっている時計を見るとなかなかいい時間になっていて、そろそろ電話終わりにしなきゃなぁと思った。 「ほんとにわざわざ電話ありがとうございます!」 『ううん。こっちがしたくてしただけだからね』 「それでも嬉しいです!……あっ、すみません佐々木さん。俺、そろそろ出かけなくちゃ行けなくって……」 『それは大変だ!じゃあ、聞きたいことは聞けたし、そろそろきるね』 「ありがとうございますっ」 『ちなみに今日はお友達と遊ぶのかな?楽しんできてね!』 「はい!まぁ、遊ぶって感じですね」 『昨日のお友達かな?』 昨日のお友達……??? 「初瑪……ですか?そうです、電話のヤツならそうですよ」 『……そう。じゃあ、楽しんできてね!』 俺が「はい!」と答える前に佐々木さんは電話を切ってしまった。なんか初瑪の名前聞いた時、一瞬声が冷たくなった気がする。 昨日いきなり礼儀もなく電話切ったやつだから、佐々木さんも、むっ?!って思ったのか? 「ああっ!ヤッベっ時間っ!」

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