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違和感と慣らし《1》*
「最後までヤらないから大丈夫だ」
「お前そのセリフ好きだね!?そういう問題じゃないって何回言えばいいんだよ!!」
「そういう問題だが?最後までヤるとたぶんりぃは女抱けない体になるぞ?」
お、女を抱けない体になる……?!
え、待って。
そんなことされたらたまったもんじゃないよ!
男として大事なものを失ってるよね!?
「それ男として大問題だから!!」
「だから、最後までヤらないからって言ってるだろう。俺に感謝しろ」
「ありがとうございます!!」
さっきから何か初瑪にのせられている気がするけど、どこかで機嫌を損ねてしまったら俺の人生終わりなので、とりあえず…………うん。
初瑪はベッド横のサイドテーブルからリモコンをとり、照明を一段階暗くする。暗くするって言うよりも、弱めたって感じだから、何も視界は変わっていないけど。
「りぃ、脱げないから腰上げろ」
「…………嫌だ」
なんて言ったからか……さっきまで止まっていた俺への刺激が再開されて、媚薬を塗りこんて感じるようになった胸の突起を、今度は口に含んできた。
「ひゃっ……んっ………ぅ」
生あたたかいざらざらした舌が動く度に、じわじわと下のモノが反応する。口に含んでない方も手で弄ばれてるから、よりだ。そのゆるい快感がくる度に、俺の体から力が抜けていってしまって、初瑪はそれを狙って俺のズボンとパンツを一気に脱がせた。
「…や、だ……やめろ……っ」
舌先を使って突起に触れるか触れないかの位置を掠めてくる。刺激がもどかしくて熱がたまる。そんなことをしながら、初瑪は空いている方の手を腹の上に滑らせる。
優しい優しい……ぞわぞわする触り方。
「あッ……!」
胸の突起の方をいきなりきつく吸われると同時に初瑪が俺のモノを掴む。その衝撃に声がハッキリと出てしまって、すぐに口を固く閉じる。
「りぃ」
初瑪が口を離して、俺を呼ぶ。 でも下はゆるくヌかれ始めたから、声を出そうとすれば危うい。
コイツ絶対わかってて呼んだよな!!
俺が声我慢してんの、わかってて呼んだよな!
お前は遊べて楽しいだろうが、こっちは未知の感覚に耐えてんだよ!
微塵も楽しくねぇんだよ!!!
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