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違和感と慣らし《2》*
「フッ……かなり感じているな。もうかなり勃ってきているぞ」
「……い、わなくて……いい、から!」
それを一番わかってんのは俺だから……!
「んっ…………っ……あぅ……」
俺のモノをヌかれるスピードが早くなっていって、快感を逃すのに必死に体を動かすけど、全く意味がない。手を使えないから唇を軽く噛んで口を閉じてるから少し痛いけど、それより声が出た方がよっぽど嫌だから我慢する。
自分の喘ぎ声より萎えるものはないと思うよ!
頑張ってるのに初瑪は指で固く閉じている俺の唇に触れてくるから、何だかそこからまたぞわぞわしてきて、耐え難い。
ああああこなれてる感じがしてウザい!!!
「…は、つめ…んっ…いや……だっ」
どうにか喋って伝えてんのに、初瑪は楽しそうに俺を見ている。
「何が嫌なんだ、りぃ?」
「…んっ……ぜん、ぶ……っ」
何が嫌って全部に決まってるだろ!!!
俺が喘ぎそうになってるのも嫌だし!
俺のモノをヌかれているのも嫌だし!
手が縛られいて使えないのも嫌だし!
初瑪が楽しそうにしてるのも嫌だし!
感じちゃってるのもめっちゃ嫌だし!
あと、
あとは、
俺だけ気持ちよくなってるみたいなのが嫌だ。
「フッ……全部か。欲張りだな、りぃは」
「脱げ…よ…ぁ……ず、るい……っ」
「俺にも脱げって言ってるのか?……あえて脱いでないんだがな。まぁ、いい」
俺のモノを触るのをやめて、上半身のものを全て脱ぐと、一気に俺のモノを攻め立てて、そのままイかされた。
「ぅひゃっ…嫌だ……あッッ!!」
イった余韻で脱力している俺に初瑪は数回キスをすると、手で受け止めた俺の放った精にさっきのローションを混ぜ、俺の足を持ちあげた。
え、ちょっ、何してんの……!?
もう終わりじゃないの!?!?
「……ぁ……っもう、終わり…っあ、じゃないの…かよ?!」
俺にはイった余韻も長くはくれないと?!
そうですか!!いいですよ!
だから、太もものつけ根られん触るのやめてくれませんか!!敏感になってるんだよ!!
まぁ、モノに触れてこないだけいいけどね?!
「まだ始まったばかりだが?」
「……う、そ……ッ」
「自分で足抱えてろ」
「嫌だ……ッ」
「だと思っていた」
わかってんなら聞くなよ!!
「なら、そこに四つん這いになれ」
初瑪は俺の足を離すと、そう言った。
……え?四つん這い?
ちょっ、待って。
待って、え、まさかだけどさ???
初瑪くん???
俺にナニをしようとしてるんですか?!
初瑪は片手にローションがあるから、逆の手で器用に俺の手のネクタイを解いてくれて、そのまま体を動かすように促される。
「早くしろ」
「だって、嫌……っ……」
「酷くされたくないなら出来るな?」
そんなことを冷たい顔で言われてしまったら、従うしかないのかって思うようになる。解放された手を使って体を起こし、枕に顔を埋めるようにして、その場に四つん這いになる。
恥ずかしさで死にそう……!
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