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後始末《1》side初瑪
「落ちたか……」
俺の前に意識を失うりぃを見て、そう呟く。
このままにしておく訳にもいかず、ティッシュで俺の手についたもはや何が混ざっているかわからない濁った液体を抜き取り、洗面台からタオルをもってくる。
腰を突き出したまま意識がとんだせいで楽に後始末が出来るが、まぁ無様な姿だ。
同じ性別の男に喘がされ、啼かされ、イかされ。それがノーマルのお前にはどんなに屈辱だったか。想像するだけでも面白い。
フッ…りぃも散々だっただろうな。
タオルである程度りぃの体を綺麗にして、俺のさっきまで着ていたTシャツを着せ、寝やすい体制にしてやった。下はいい感じに隠れているからいいだろう。
…………………………はぁ。
「さて、どうするか……」
そういって見るのはズボンの中で窮屈そうにしている勃ちあがった俺のモノ。ここでヌくわけにもいかないし、かと言ってこのままの状態にしとくのも無理だ。頭の中で何とも萎えることを考えるがそんなの今の俺には無駄らしい。
何を考えても道が外れる。
『んっ……あっ、んんッ……ぁ……ッ』
りぃの声しか再生されない。
俺の頭は遂に馬鹿になったのだろうか。
何故、萎えることを考えていて、りぃの喘ぎ声が再生される。萎えるどころか質量は増してくばかりだ。仕方がなくトイレに入り、己のモノをヌキ始める。
『んあっ……んっ、ぁふ……んぁ……ッ…んんっ』
『……んっ……イかせて……ッ』
ヤバいなこれ。かなりクる。
『んっ、も、んあっ……んッ…イ、く…からッ』
『…ひゃっ、ぁ…んっ、ああああッ』
「……ッ……」
いつもよりかなり少ない回数ヌいただけで、その声とともに欲を吐き出した。
後を適当に処理をして、部屋に戻る。
俺の手に入れたい…………
いや、手に入れる彼はまだ夢の中だ。
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