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佐々木さんと2《1》

―2日後。時刻は夕方6時。 佐々木さんが打ち合わせでうちに来るまで、2時間となっていた。 あの後初瑪から来た連絡は今日の「今日で確かだな?」というものだけで「あってるよ」とだけ返信しておいた。 今日はお昼を、執筆に夢中で食べ損ねたので早めに食べて、後片付けも終わっしまったからやる事がない。リビングのソファーで、ぼーっとニュースを眺めていると眠気がじわじわとやってくる。 ……やっべ、眠い。 今寝たら佐々木来る時間まで寝過ごしちゃうかもしんねぇし、それは避けたいけど、とりあえず眠い。目覚ましかけて寝るか。 打ち合わせ中に居眠りしちゃう方が悪いしな! そうだ!寝よう! スマホで1時間後に目覚ましをセットし、そのままソファーに横になる。ほんとは1時間半後でもいいんだけど、何となく寝過ごしちゃうのが怖いから早めにセットしておく。 ゆっくり目を閉じればすぐに眠りに落ちた。 ピリリリリリリ、ピリリリリリリ 目覚ましの音で目が覚める。 そーいや、目覚ましの音1回初期化したんだっけ。だからこんなに目覚ましらしい目覚まし音なのか。スマホの目覚ましを止め、ホーム画面に戻ると連絡が来ていたので見てみると、それは佐々木さんからだった。 ん?何だろ。まだ時間じゃないよな。 『少し早めにあがれることになったから、19:30に行ってもいいかな?』 運が良いのかLINEは5分前に送られてきていた。 『いいですよ!!!お疲れさまです!』 そう返事をして、スマホを置く。早く来れるなら早く来て、早く打ち合わせを終えてしまった方が佐々木さんも早く休めるだろうし、いいよな。 俺はゴールデンウィークだから休みだけど、佐々木さんはそうって訳じゃないし。 んじゃ、そうと決まったら支度だな!! 30分なんて案外短いものだから、早めに動かないと時間が足りない。

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