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佐々木さんと2《2》
汚部屋という名の小説部屋からノートパソコンと必要なものを抱えて、リビングのテーブルに置く。
ご飯食べるテーブルとリビングの中央にあるテーブルはちなみに別だ。家具は半分備え付けだったから、俺が持ってきたテーブルと備え付けの少し低めのテーブルがリビングにある。
低めのテーブルがソファーの前な。
と、何だかんだして全てが終わった!と思った時には時間がそろそろという感じだった。
今1番言いたいことは「あの汚部屋そろそろ掃除しよ……」という事だ。
自分でも何がどこにあるかわからないレベルで汚くなっているんじゃ大変だから、そろそろ本気で片付けなければヤバい。
よし、明日しよう。そうしよう。
ピンポーン ピンポーン
あっ、来た!
軽快なインターホンの音がして、急いでドアを開けると仕事帰りのスーツ姿の佐々木が案の定立っていた。1回鍵を閉めちゃったけど、慌てて鍵を開ける。
危ない危ない!初瑪に怒られるところだった!
「いらっしゃい佐々木さん、お疲れさまです」
「ありがとう篠宮くん。お邪魔するね」
うわぁぁ〜!
スーツって毎回思うけど、大人の男!って感じするよな!!!絶対俺には似合わないけどな!
初瑪とかだったら絶対似合う。と、いうか全般的に何でも着こなしそうだよな。……って、初瑪はここで出でこなくていいだろ!
「早く来ちゃってごめんね」
リビングの低くめの机でいつものように向かい合って座ると佐々木が俺にいう。俺はソファー側で佐々木さんはその向かい。それがいつも俺の家で打ち合わせをする時の定位置だ。
「大丈夫ですよ!何もすることなくて暇だったんで。それに、早く来て、早く済ませちゃった方が佐々木も早く休めるじゃないスかっ」
「ありがとね篠宮くん。そんないい子な篠宮くんにはこれをあげちゃおう!」
そう言って、さっきから持っていた箱をテーブルの空いているところに置いた佐々木さん。
「この間のジュースをくれた上司が『このケーキと一緒に飲むと最高なんだぞ!』って言ってさっき社から出る時に貰ったものなんだけどね。はい、ケーキとこの間と同じジュース」
佐々木さんがケーキの箱を開けると、中にはチーズケーキが入っていた。
うわあああチーズケーキじゃん!
美味しそう!!美味しそう!!
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