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悠義さんとご対面《1》

翌朝…GW残り2日。 「で、今日はどうする?」 洗濯とかやらなければならないことを全て終わってリビングにいると、一旦家に帰っていた初瑪に聞かれる。 どうするって、どうするよ。 「っても、外出は出来ねぇしな〜」 外は雨が降っていて、洗濯物も洗面所に干した。 天気予報では午後からだった雨が、朝から勢いよく降っている。当分止みそうにもない。 「雨が降っているから外出は出来なそうだな…」 「となると、家だろ〜」 「出かけたいなら出かけることは出来るぞ」 「だって、雨じゃん。俺らの移動手段は電車かバスかチャリか己の足だよ?どっちにしろ途中で濡れんじゃん」 「車があるだろう」 「は?免許ねぇじゃん」 「知り合い使って、連れて行ってもらえばいいだろう?ってことだ」 考え方が俺様だな、おい!!! 「そんな迷惑はかけれません。ダーメ!」  「……そんな迷惑を喜びに変える馬鹿ヤツが知り合いにいるぞ」 「絶対、喜んでくれてるように振舞ってくれてるだけだろ」 「なら会ってみるか?」 「マジで言ってんの?」 「隣町の大きな図書館に行きたいからな」 「すっげぇ私用だな!」 隣町の図書館は俺もたまに行く。 大きくて広くて、沢山本があって正直頼もしい。  新作から古書まで置いてるから有難い図書館だ。 「どうせこの天気じゃすることも限られてるしな。別に構わんだろう」 「むしろ行きたいけどほんとに大丈夫なの、そほ人?この天気の中車出すのって嫌じゃねぇの」 「俺が雨の中歩いて日本列島横断して来いと言えば、本気でしようとするヤツだ」 日本列島横断?!やっばっ?! 「図書館なら午後からにするか。14時に来いと連絡するから支度はしとけよ」 「はーい」 ものすごくキャラの強い人が出てきそうなのは、気のせいか?

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