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答えをくれよ《1》

「…………………」 「…………………」 あの会話が終わって、すぐにベットに押し倒されたから、うわあああっ……ってなってたのに、初瑪は押し倒すだけ、押し倒してじっと俺を見つめている。 もう3分は見つめられてると思う。 俺なんか開始30秒で目をそらした……! 無理無理!!!!! 眼鏡越しの綺麗な瞳なんてずっとみれねぇ! 何て心で思っていたら、初瑪がそっと顔を近づけてきて、耳元で声を出す。 「……何故、俺を見ない?」 甘い声に吐息。それだけで体に染み渡る。 俺は初瑪が好き、だと。 「…ふぁ、っ」 思わず変な声が漏れてしまって、慌てて口を手で覆い、横目で初瑪を見る。 「…………はぁ」 何故かため息をつかれた。 え、え、恥ずかしくて死にそうなのに、追い打ちのようにため息つかれると心が痛い。 「ご、ごめんっ」 嫌われたくなくて思わず謝ってしまう俺。 さっき変な声出たのは絶対俺のせいじゃないし、むしろ初瑪のせいだと思うけど、そんなの勝手に変に感じた俺が悪いってわかってるからいえない。 「あぁ……」 困ったような顔をして、返事をする初瑪。もう1度小さくため息をつくと俺の目を片手で覆い隠して、もう片方の手をシャツの中に入れてくる。 「な、何すんだよ……ッ」 「…………」 初瑪はただ手を入れるだけで、動かしたりはしない。ほんとに手を乗せているだけ……って感じ。思わずビクッとしてしまった体が、しだいに温かみを増す。手のひらから伝わる初瑪の体温が温かい。って、変な焦らしだな!!! そう思って勝手にピクッとしてしまった体を感じたのか、初瑪は入れていた手を俺の頬に持ってきた。そのまま顔を近づけてくるから、キスするんだなって思ったらスッと顔が遠ざかる。 ………………え。 何とか声には出さなかったが顔には出てたと思う。そんなのは一瞬で、次から次へと体中にキスの嵐が吹く。チュッ…チュッ…と、リップ音がやけにいやらしく聞こえる俺の耳はちょっと今日はおかしいらしい。 思春期の男子高校生には、好きな人からのリップ音は厳しい。無理。しんどい。すごい興奮する。 しばらく、漏れそうになる声を何とか押し殺しながら、思ったことに泣きそうになった。 おでこや鼻先、頬にはキスしてくんのに唇にはいっこうにしてこようとしない………… いつもなら一発目にしてくんだろ! どエロいの!!!何故しねぇ!!! 俺が望んでる時にしないのは何故?! …………キスは好きな人同士がするものだって、わかってるのに。 初瑪はやっぱ俺のことなんて…… そう思うとじわじわと涙が目元に滲んでくる。 俺ってほんとに弱っちぃやつ……… 「……なんでしてくんねぇの……っ!」 だから、我慢出来なかったんだ。

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