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初瑪くんのおやすみ場所は?っと《1》
「初瑪どこで寝るんだ?」
「いや、俺に聞かれても知らん」
「だよな。うん」
初瑪はどこで寝るんだろう?
いやね、この家にベットはちゃんと2つあるんだけどさ。1つのベットは使えないんだよね。
主に俺のせいで………
片付ければなんとかなるんだけど。うん。
俺がいつも寝てる部屋は、もはやほんとに寝るだけのための部屋と化してる。
で、もう1つのベットのある部屋は、仕事場と化してるからほんともうヤバい!
とても人様にはお見せできないくらいにヤバい!今さらあの部屋を片付けるなんて不可能。
「とりあえず初瑪は俺の寝てる部屋で寝て」
「りぃは?」
「俺は……あの部屋で寝るから大丈夫」
「間があったぞ間が」
「……………………大丈夫だよ?」
「おい」
大丈夫大丈夫!!!
小説書いてれば寝落ちして、起きたら朝になってるってことを一週間続ければいいだけだし!
「俺がりぃの寝ようとしてる部屋で寝るからいい」
「いやいやいや!無理無理!」
「そんなにか?」
そんなにです!
あの部屋はマジで小説を書くということに特化した部屋だから、それ以外に使ったらいけない部屋なんだよ!
何で俺はそんな部屋を作ったんだぁ!!
悔やまれる…ものすごい悔やまれる
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