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初瑪くんのおやすみ場所は?っと《5》

「気持ちは嬉しいんだけど、俺には男と寝る趣味が装備されていないんだ。すまん」 「俺はどっちもイケるが、別にお前に興味はないから安心しろ」 「ごめん安心しろってなる行程が、俺には理解できない」 「ならば、言い方を変えよう。一緒に寝ろ」 「俺も言い方帰るよ。死ね」 俺は!絶対! お前と!なんか!寝たくねぇ! 何されるかわかんねぇんだよ! ただでさえこっちは出会い頭にキスされてんだよ!わかれアホ! 「いいから寝ろ。早く頷いて、俺の申し訳ない気持ちを消させるべきだ。ほら、早く頷け馬鹿」 「お前律儀なのか難なのかわかんねぇんだよ!」 「りぃ、ちゃんと答えるんだぞ?いいか?」 「あぁ?」 「俺の言葉は…?」 こ、こいつ~~!うぜぇ!ムカつく!! このタイミングのそれはずりぃぞ! そんなことしたら俺が逆らえるわけねぇだろ! 「あぁ!もう!わかったよ!寝ればいいんだろ寝れば!寝ますよ!ほら、早くして初瑪!」 「りぃの家だろう」 「…………ったく、もう疲れた。いいや、寝よ」 周りのものをある程度さらっとまとめてから、部屋を出て、すぐ向かいにある部屋に初瑪と入る。 「言っとくけどそんなベット大きくないからな」 「かまわない」 だから俺がかまうんです!気づいて! 俺は押し入れ的な所から、布団を取りだし、ベットに放り投げる。俺の分はあるからこれは初瑪のだ。 「今投げたの初瑪の布団ね。よし、寝よう」 「ありがとう」 初瑪はスッとベットに入ると、俺の投げた布団を体にかけ、横向きに寝た。 俺は同じようにベットに入ると、初瑪とは反対を向いて布団にくるまった。 ……………何この状況? 「りぃ、おやすみ」 「おう…おやすみ」 ほんの少しだけ初瑪と触れた背中からじんわりと体温が伝わってきているような気がした。

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