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朝になったね《1》

目覚ましの音で目が覚めると朝だった。 「昨日のは夢か…………」 なんて少しの希望を持ち隣を見れば、そんな小さな希望はあはははと笑いたくなるように消える。 「なわけないよな~あははは~」 まぁ、実際に笑ったけどな…………ハッッ スヤスヤと寝ている初瑪を起こさないようにゆっくりとベットから出る。 あら? 相変わらず綺麗なお顔をしていらして。 昨日は特になにもされずに安心してあのあと寝ることができた。 まぁ、安心しては今だから言えるんだけどな。 部屋から出て、洗面所に行き、顔を洗って歯磨きをする。使ったタオルを洗濯機に放り込み、昨日の洗濯物も同じように放り込んで洗剤を入れ、ポチっと選択開始ボタンを押す。 洗面所をあとにして、台所に行き、朝ごはんの準備を始める。 初瑪はご飯派なのかパン派なのかわからねぇ 「………聞いておけばよかった」 明日からちゃんと聞こうと決め、今日はトーストにするためにトースターにパンを1枚入れ、焼き上げる。 初瑪のは後でやいたほうがいいだろう。 その間にさっきの洗濯物の入った洗濯機に柔軟剤を適量入れる。洗濯はあと、干すだけだ。 そんなことをしていればチンッとトースターからパンの焼けた香りとともにトーストの焼けた音が聞こえてくる。 「俺の~トースト~♪焼けた~んよ~♪」 ん。リズムがちょっと変だったな。(作曲李絃) そのパンにマーガリンとイチゴジャムをぬり、食べ終える頃にはピピーと洗濯が終わった合図がなる。 「洗濯洗濯日和~♪」 俺は洗濯物をかごに入れ、ベランダの物干し竿に1つずつ綺麗に干していく。 今日は暖かく日が出ているので乾きやすいな。 助かるぜ、こりゃ。 おてんと様ありがとうございます!!! 何だかんだしているうちに30分が過ぎ、時刻は7時を回っていた。 「初瑪起こさないと」

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