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朝になったね《3》
こいつ何なんだろうな?
な?
何でこんな状況になってるんだろうな?
そんなもん言われなくてもわかってるけども。
てか、何で1週間泊めろなんていったんだろうか?
流石に、初対面のヤツの家に不法侵入してくるヤツでも高校入って1年たつんだから、仲のいい友達の一人や二人はいるだろ?
何で俺の家なんだよ?
え?まさか一人もいなかったりして…
まさしく謎だ。
「さっきから人のことガン見してるな馬鹿」
ピシャッと初瑪に言われる。
「あっ!ごめん!いや、その、あれだよあれ」
「あれってなんだよ」
「……あー、えっとその、あー、と…」
友達がいないんじゃねぇかなんて考えていました、とは言えな…
「りぃ、今絶対失礼なこと考えていただろう」
「い、い、いえ!そんなことな、ないぞ!」
「噛みすぎだろ 」
あは、あはは…俺ってば嘘下手すぎ。
初瑪は笑い終えるとまた黙々とトーストをかじり始める。俺もコーヒーを一口啜る。
初瑪はコーヒーに何も入れてないけど大丈夫なのか?初瑪はそんなことも気にせずにコーヒーを飲んでいる。まぁ、見た感じ平気そうだな。
コーヒーがブラックで飲めるとか、あれが大人の余裕ってやつなのか………!
「初瑪ってコーヒーブラックで飲めんの?」
「どっちかっていうとブラックだな。甘いのも好きだが、朝はブラックがいい」
「ほう」
「りぃは?」
「俺は砂糖とか少し入れないと飲めないかな。THEブラックっていうコーヒーは苦くて飲めない!」
「…お前はココアでも飲んでろ」
「すみません初瑪くん!馬鹿にしないで下さい!世の中の甘いコーヒー好きとココア好きに謝罪!」
そのタイミングで初瑪が食べ終わり、食器を流しに持っていった。
別にいいじゃんか…!甘いコーヒーだってココアだって美味しいんだし!
「…って、洗い物俺やるからいいって!」
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