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やってみたいこと《2》side初瑪
「…なんだ、今の声」
「はい?」
「その声めっちゃそそる」
「はい?」
「…もう1回していいか?」
「はい?」
今のは面識まもないりぃだかかなりよかった。
声と反応だけなら合格。いっそのこと感度と締まりも確認したいところだが、さすがにそれは抵抗があるし、犯罪に成りかねない。
だから……
「いや、許しを得る必要なんてないな。俺の言葉は“絶対”だからな」
自分の体を上げ、まだそのまま驚いたような顔をしているりぃの腕を引き寄せ、逃げられないように腰を軽く抱き、そのまま後ろのベットに押し倒し、その上に跨る。この流れなら慣れだ。
「ッひゃっ!」
りぃはまた先ほどと同じような声をあげる。
……ちょっと普通に可愛いのは何故だ。
少し潤んだ目で睨まれるが、そんなものは怖くはない。ただ煽っているようにも感じられてしまう。そんなことりぃは思ってもいないだろうが……
「手、入れただけだが」
「だけじゃねぇーよ!つーかっ!何で初瑪の手、そんな冷たいんだよ!」
「さっき、アイス触ってたからな」
「じゃあ、何でこんなことすん…ひゃっうッ」
言い終える前に指が腹の上を這うように滑らす。りぃ、意外に体引き締まってるんだな。余分な肉はついてなく、程よく腹筋も割れている。なんかスポーツでもしているのか、又はしていたのだろうか。そんなことを考えているとりぃに名前を呼ばれた。
思わず笑いが零れる。
「初瑪」
「…くくっ…あ、なんだりぃ?」
「笑いすぎだろーがっ!!」
ずっとにやけていたのであろう。
りぃがそんなことをいうと、次の瞬間世界が反転し、背中は柔らかいシーツに触れ、目の前にはりぃの顔があった。
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