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バレンタイン 学校にて

「......」 「............ぶふっ、...」 大量に積まれたピンクい箱。その中でため息をつく雪姫。靴箱を開けて出てきた箱を丁寧に一つ一つ抱え持ってきていた袋に詰めている。 今日は、バレンタインデー。にやにやしながら雪姫を見た。 「毎年こうなの?」 「毎年。去年も、中三のときも、中二のときも」 「どうするの、それ」 「...」 無言で笑みを突きつけられビビる。笑ってたのがバレたようだ。 「いっつも完食してますが、なにか問題でも?」 「おつされ様です」 「にしても、今年は訳が違うようだ。おまえ、開けてみ?」 雪姫の言葉に首をかしげるが、いいから開けろと促され靴箱を開けた。途端...雪姫ほどではないが、包装された箱の数々が落ちてきた。 「...なにこれ」 「ハッピーバレンタイン、譲くん。いやぁ...俺の魅力に釣られて譲くんまで有名になっちゃったようだねぇ?」 「...なんだよ、それ」 「ホワイトデー頑張れ」 「なんだよこれえええっ」 fin

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