32 / 46

episode4_8

頭を押さえたその指先に力が入ると、同時に股間へ引き寄せられ、喉奥まで咥えさせられた。反射的に吐き出そうとすれば喉が締まり、貴央をもっと感じさせることになる。 「ああっ、李央…上手だよ…」 「ゔッ、あ゙ッ」 息ができず、声を詰まらせている事などお構いなしだ。自らの欲を満たすために、李央の口内を蹂躙する。 苦しくて気持ち悪い。やめてくれ。 一瞬、李央の心がそう言った気がしたが、ペニスは勃起し先が濡れ、アナルは物欲しそうに勝手にヒクつきだす。熱くなった体がそんな思考を飲み込んでしまう。 苦しさも痛みも全てが快感に変わる。 もっと・・、もっと酷くしてくれ。 もっと俺を欲しがれ。 「ッ、はあっ、もうイきそうだ・・そのまま出すから飲んで」 腰を振る動きに合わせて李央の頭を前後させる貴央が息を止めると、下半身に力が入った。 「うっ、ああッ───」 一際大きく腰が揺れたかと思えば、動きが緩やかになった。射精に合わせて腰を揺らし、李央の口内を汚す。 大量の精液が勢いよく李央の喉奥に叩きつけられる。嘔吐きそうになったが堪え、喉仏を上下させ貴央の精液を全て飲み込んだ。 「あは、ンンっ、そんなに吸わないでくれよ」 飲み込むのに必死な李央は、敏感になった貴央ペニスを無意識に吸っていた。 貴央が腰を引けば、唾液まみれのペニスが厭らしく糸を引く。 「がはっ、ごほっ、はあっはあっ」 喉を塞ぐ物が無くなり気管に酸素が送られると、李央はその場に蹲るように咳き込んだ。

ともだちにシェアしよう!