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episode4_10
萎えかけている臣のペニスを掴み、口を大きく開ける。
「はっ、んむ・・」
根元まで咥えると口内いっぱいに舌を蠢かせて舐め回した。首筋を伸ばし、鼻先が陰毛に埋もれるほど夢中になってしゃぶれば、あっと言う間に硬く勃起し、口内に収まらなくなる。
「李央、僕に集中してよ」
嫉妬するように、貴央は李央の腰に指を食い込ませると激しく腰を振った。
「二回目だから、たくさん李央の中にいられるよ。いっぱい気持ちよくしてあげる」
途切れ途切れに息を漏らして同じペースで律動する。気を紛らわそうと手を伸ばし、臣のペニスを味わっていたいと思うのに、どんどん押し寄せてくる快感。ぶるぶると震え出す下半身に意識が持っていかれ、李央はただ咥えているだけになってしまう。
「李央、今日は余裕がなさそうだね」
確かに、いつもなら喘ぐのは貴央で、李央は表情一つ崩さず受け止め、射精しない。
それが今日はおかしい。
「臣・・が、いるから?」
「はあッ、違う」
「あの頃を思い出すね」
臣のペニスを吐き出し睨めば、貴央はニコリと笑っていた。
俺の嫌いな顔だ。
李央は顔を引きつらせた。
貴央は腰を奥まで入れて李央の口を食べてしまうようにキスをした。腰をぐりぐりと押しつけられ奥へ奥へとペニスを差し込んでくる。
「ンン・・はぁ・・、今日の李央はあの頃みたいにすごくウブだ。可愛い・・僕の李央」
顎に吸いつき首筋、胸、と唇が這っていき、乳首を舌全体で舐めた後、歯を立て容赦なく噛みついた。
「い゙っ!あああッ───」
痛みと同時に股間を直撃する快感に、李央は勢いよく射精してしまった。
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