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episode1_3
「目的がなくなったんだろ、帰らないのか?」
後ろで寝ている李央を少し振り返った臣は勢いよく煙を吐いた。
「冷たい男は嫌われるよ」
ギシリとベッドを鳴らして起き上がった李央は、四つん這いに臣の背後へ近づいていく。
「当たり前の対応だと思うが」
「まあ、邪魔したのは悪かったよ。ごめんごめん」
「思ってもないことを」
李央は臣の首に腕を回し、ニヤつく顔を肩の上に乗せた。
「お詫びに、臣の好きなプレイ何でもしていいよ」
口に咥えてある煙草を奪うと灰皿に押し消し、臣の顔を自分の方へ向かせる。
「それとも俺じゃ勃たない?」
臣の口元にそう言うと李央は唇を押しつけた。口を開き喰らうように臣の口内へ舌を絡ませて欲を引きずり出していく。
「ン、はぁ・・・俺は臣のされるがまま。どう?悪くないだろ」
「萎えたんじゃなかったのか」
「はは、まさか」
呆れたように溜息をついた臣は立ち上がり、李央をベッドへ押し倒した。
「臣とヤりたくてわざわざ俺から出向いたってのに萎えるかよ」
両手をついて覆い被さっている臣の股間に自分の脛を擦り付けてまた楽しそうに笑った。
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