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episode1_6

「がはっ、ゲホッ」 口内からペニスが抜けると、李央は体を丸めて咳き込んだ。 臣は心配するでもなく、脱いだスウェットをはいて煙草に火をつける。 「ッ、臣」 呼吸が整うと李央はむくりと起き上がり口を拭った。その顔は物凄く不機嫌だ。 「気持ちよかっただろ」 「そうじゃない」 「お前、喉奥突っ込まれてイけたんだな」 「うるさい」 「お前が俺の好きにしていいって吹っかけてきたんだからな」 李央が望んでいた行為はわかっていた。 臣は李央が言い出した事をいいことに嫌がらせをした。 ベッドから降りた李央は喉を押さえながら臣を睨みつける。 「臣とはもうヤんない」 「そうか」 「ああ。臣なんか嫌いだ」 「俺もお前が嫌いだよ」 李央がリビングを出て行く際に臣も同じ事を呟き、溜息と一緒に煙を吐いた。

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