征治の手の中で、また硬さと大きさが戻ってきた。刺激を続けていると、やがて先端からとろりと蜜が溢れ始めた。 「陽向、気持ちいい？ちゃんと先走りが零れ始めたよ。濡れてるの、わかる？」 「あ、征治さん、あっ・・・」 「目を閉じないで。可愛い顔見せて」 ゆっくりと握りこんだ手をスライドさせ始める。 「ああっ、んんっ」 慌てて手で自分の口を押さえ、眉根を困ったように寄せて、息を乱し潤んだ瞳で見上げてくるのが堪らなくそそる。 正直、俺のものも固く張りつめていて痛いぐらいだ。 「ほら、気持ちいいね。嬉しいよ、陽向が感じてくれて」 先端からとろとろと蜜が零れ続けている。 「可愛いな」 声を漏らさぬようにか、口を覆っている陽向の手をどかせて、キスをする。 「んっ、せい・・じ・・さん、ああっ、・・・こわいっ」 「怖くないよ。駄目だよ陽向、唇を噛んじゃ。声も我慢しないで出してごらん。今夜、陽向は色んなものから自由になるんだ。ありのまんま全部開放してごらん？」 「も、だめ・・・はな・・・して・・・」 苦し気に喘ぐ陽向のものは、熱く、張りつめていて、限界が近そうだ。 「陽向の恋人は誰？」 「せ・・い・・じさん。はぁっ」 「恋人の手の中でイってごらん。俺の手に全部出して」 陽向のものを扱くスピードを徐々に上げていく。 「だめ、あ、だめっ」 「俺の可愛い陽向。ほら、俺に全部見せて」 「あっ、征治さん、征治さん！んんっ・・・あああーっ」 全身を激しくわななかせ、陽向は精を吐き出した。