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第1章第69話

甘ったるいキス。こんなキス初めて。 クチュと濡れた音が耳をつく。 「んっ……ぁっん……ふっ」 激しく絡めた舌。隙間から どちらともつかない唾液が口許伝い 大和はそれを追いかけるように 唇から首筋に移る。 「あっ………………ん」 さっきまでりんご顔して慌てていたのに 今はそんな姿何処にもなくて めちゃくちゃ格好いい顔して ぼくの首筋にむしゃぶりついた。 「んっ…………ぁっ……ん」 「あ……き」 僕の名を呼ぶと腰から服を たくしあげられ 僕の胸元が露になる。 大和は僕の乳首を見つめ 軽く指で擦り上げると 「暁の……可愛い」 そう言ってちゅると舌先で転がしてみせる。 「ぁっ…………んっ……ぁ」 視界に入った光景と ゾクゾクするような感覚に 僕は身体を震わせ 下半身を擦りつけた。 「暁……そんなにHだと手加減出来ないよ」 大和は少し呼吸が荒く 表情にも確かに余裕なくて 下半身は…………服の上からでも はっきり分かるくらい反応してる。 僕はたくしあげられた服を脱ぎ捨て 「じゃあ僕がしてあげようか?」 そう言って大和に迫ると 「だ、駄目俺がやる」 大和自身も上を脱ぎ 綺麗に鍛え上げられた身体を露にし 僕の身体に覆い被さってきた。

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