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第1章第76話
大和side
「暁、服これしかないけどいいかな?」
風呂から上がり何にも
用意して来なかったと
暁が言うから急いで
服を引っ張り出すと、
暁にはダボダボだろうと
思えるシャツを渡す。
「有難う」
これが暁の意図としてるものとは
当然俺は気付かずに暁に視線を向ければ
俺のシャツを着てニッコリ。
うわっ…………大きくて袖は俗に言う
萌え袖化し太腿まで隠れて長い脚がちらり。
や、やべ鼻血出そう……。
「大和顔がスケベだよ」
なっ…………!俺は慌てて口許抑えるが
暁は可愛い。なんてはしゃいでる。
ようやく暁の狙いに気付き
俺はしてやられた感半端ない。
「暁、俺に萌え死にさせたいの?」
「さぁーどうだろうね」
たく絶対そうだ。だって
めちゃくちゃ楽しそうだし。
「ごめんねお詫びに夕飯作ってあげる」
夕飯……?暁の手料理。
やべ、めちゃくちゃ嬉しい。
「わ、わかった許す」
暁はニコっと満面の笑みを浮かべ
ルンルンで部屋に戻る。
俺……今日持つのかな……。
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